2011年5月15日日曜日

0515-2


0515

眠いはずだー。
今はフランス時間24 :45.
ロメは、22 :44 なぜかイギリス時間なんだよね。
変なの。



一日目が過ぎた。
自分でも不思議なくらい、落ち着いてます。
一人で部屋にいるのに、不安とか一切ない。。。


きっと全てはジョージのおかげ。
迎えに来てくれて
welcome Seikaの紙が目印! 星香はアジア人ででっかいバックパックにジーンズ=すぐ分かるみたいね。)、
ホテル(多分修道院)とってくれてて、
真っ暗の中の一緒にご飯を食べに行き、
真っ暗の外のカフェでスパゲッティを食べ、
(暑さで食欲なかったけど、全部食べたす。どんなに忙しくても食べる事だけは欠かさない母を思い出したす。病気にならないように、しっかり食べなきゃね。)
小さなバーでコーラを飲んで帰って来た。


で今こうして一人の部屋で日記を書いてる。
すんごい不思議。
すんごい全部が普通に自然に自分の中に受け入れられてる。


インド経験してたおかげかな。
空気(この暑さと湿っぽさ!)は、フィリピンを思い出させたよ。
うん、めっちゃ暑いです。
でも、水が浴びれるこんなホテルも本当に幸せだし、
なんかきっと皆が、「えっ」ていう情景をいっぱい見たはずなんやけど、、
首都なのに電気とかほとんどないし。
でも、普通だった。大丈夫って思えるの。



心配の種だったジョージさん(これから57日間衣食を共にするのだものw)は、びっくりするくらい私の事を考えてくれて、気を使ってくれて。。。
逆に疑っちゃうくらいですが。。
でも、本当にありがたいです。
もし一人で今日行動してたら、すんごい不安だと思う。
ずっと一緒だと大変かもしれないけど、言葉があんまできない星香を受け入れてるジョージも同じくらい大変だよ。それを、ちゃんと忘れないように。



ジョージさん、36歳、ロメ大学の法学部で女性の権利を学んだんやって。
人には、フェミニストだなんて揶揄されちゃうらしい。
うちらが、学校でならうような事を本当に、使命として「女性の味方」になろうと一生懸命なのが伝わって来た。
「トーゴのこんな所がいかん!」って女性の権利が守られてないことを伝えてくれた。
本当に優しくしてくれてありがとうございます。

そうそう驚いたのは、トーゴでは私は白人らしいですw
日本でもフランスでも星香は黒人なのにね。


なんか、学校に行くのもジョージがやってるFormationも識字訓練も全部楽しみになってきた。
自分に何ができるのか分からないのは不安やけども、きっと大丈夫。
あと56日!
人生のうちのたった57日やん。
この貴重な時間に、どんだけのことが学べるか。どんだけ精一杯できるでしょうか!?

きっと笑顔で頑張った分だけ、大きなものが残るはず。
帰ってくるはず。



あ「自分には、政治の話をしていいけど、他の人にはしたらいかん。」
ってのは、ちょっと信用できるようななんというかー。うん。いや、有り難いか。


「僕はあまり友達がいない。多すぎるとややこしい。白人の友達の方がいるよ」って言ったのが少しひっかかる。。。w



今日学んだ、エヴェ語:ありがとう=えぺ
           本当にありがとう=エペ カカ
           こんにちは=モニ
           白(白人)=ヤボ 
           黒(黒人)=
           おいしい=


0515


0515

出発のとき。



今、サハラ砂漠の真上にいます。
真っ白な雲のしたにうっすら見えるのは、茶色い大地。
何にもない。
星の王子様がおりたったのは、こんな大地のはず。



自分でもびっくりするほど、今日は緊張せずに
堂々としてる。というより、パリから感じてるトーゴレ(トーゴ人)の空気に
なんだかワクワクしてる。
うん、なんか大丈夫みたい。

これから待ってる知らない土地と人との素敵な出会いを感じてるからかな。


パリの空港から出会うトーゴレはみんな、私の事を気にかけてくれて、
君どこに行くの?って心配してくれたw
若いアジア人の女の子が一人やけん、無理もないのかしら?
みんななんか温かかったし、「心配しなくてもいーよー」なんて言ってくれるのよw
あと、やっぱ笑顔は大事ね!
うん、わざと笑顔をふりまいてますもん、私w


昨日はまず郵便局へ行って、
まあいい感じのボストンバックを9euroまけてもらって、20ユーロでget !
お昼は日本語学科のフランス人Julian達主催のお花見という名のピクニック。
花はなかったけど、皆が心配&応援してくれたよ。

その後は、荷物を詰めて、カメラのケーブルがないことに焦って、でも、結局代用品を見つけてw

夕方から「にわぼたコン」という名の日本人のお別れパーティ。
改めて、日本人の皆の優しさに支えられてたなーて実感。

おもしろい人ばっかりだったのに、一人一人とゆっくり話せなかったのがちょっと心残り。
日本に帰ったら二人きりとかで飲みたいですw
カメラにメッセージをもらったよ(幸)
夜中にぽっぽの部屋集合で、ぽっぽが似顔絵とメッセージを書いてくれたり、ゆいちんがマッサージしてくれたり、至福の時でした。ありがとう!

結局ぽっぽは寝れなかったみたいだけども ;
6 :30起床。7 :30 に皆で朝ご飯を食べて、

v5
の仲間 (家族やろ、すでに。)とかおりちゃん、さきちゃんとじゅんちゃんも来てくれました。本当に本当にありがとう( ;0 ;
次は日本で、絶対会う!うん、会わなきゃ―なのです。


今思うこと、

「生きて帰ってこよう」 「revenir en seul morceau (一つの体で帰ってくること。)

じゃないと、応援してくれた皆と家族と、学校に申し訳ないぜよ。

Faire mon possible
 !





お父さん、父さんが太平洋横断に出発したときも、こんな気持ちでしたか?
出発前は、行きたい気持ちと不安が行ったり来たり。
誰かに止めて欲しいって思ったんだよね?

無事帰って来たときに、来て良かった!諦めなくて良かった!って伝えますね。


あと3時間で到着です。
やっぱり、雲の下はずっと向こうまで茶色です。

にひ。

2011年5月8日日曜日

8月にはJAPAN.


0507

時間がいっぱいあると思って生活していたら、またあっという間に週末になってしまった。
ここ数日珍しく、ボルドーの天気が悪い。


気持ちがあっちいったり、こっちいったりで。。。
なんか色んな事に集中して楽しめないんだよねー(なぜ。。)


今日はゆいちんと、街をお散歩したー。(ウィンドウショッピングかしら。)
午前中はまた、stage pratiqueの志望動機書を書いたり。
そして、先生からのお返事を待つばかり。。。


昨日の夜はマリーマルタンの家にちょっと飲みに行って、一昨日の夜はv5の原っぱで、アレクサンドルの誕生日だったよーん。
あと小説を読んだり、スキャンしたり。
充実してんだよ。幸せなことなんだけど、多分将来が見えないのが怖いねん。


けどねー、よく考えて味噌!
星香ちゃん、もうどーせ、どーせどう頑張っても8月にはJAPANなんだよ?
知ってる?
あっという間じゃん!
やけん、今出来る事をするしかないじゃん!!!!にゃ!!!!!^^



2011年5月5日木曜日

『ノルウェイの森』村上春樹

『ノルウェイの森』村上春樹




一気に読み終わった。
なんで今更この本を読み出したかっていうと、
それはとってもミーハーな動機で。


パリのメトロに松山ケンイチのポスターがあちこち貼ってあって、
まあ、映画が見に行きたくなっちゃったわけですよ。


で、図書館に日本語あるんだよ、っていうユイの声で。
即借りに行った。
まー、もともと私はミーハーなんだから、動機はこれで良いんです。


別にここでレビューを書こうなんて思ってる訳じゃないのよ。

読んで妙に爽やかな気持ちになって、
あー星香も生きてるんだなあて。
幸せに感じたんです。

そして、昨日?亘が言ってくれた言葉が妙に私を元気づけてくれてる。


世界にどれだけでも、あるはずの生き方の中から皆なんとなくシュウカツっていう一つの道を選んで行くんだよ。


星香は、星香の生き方でいんじゃないかしら。。。なんて、そう思えたの。



小説を読んでる間って、他に何も考えなくていいから大好き。
ていう星香は、全然小説を読まない人なんだけどね。
この小説だって、高校生の時にサラが『星香、読むべきだよ。「ノルウェイの森」は冬に。「海辺のカフカ」は夏によむと良いよ。』って言ってたんだよな。

んでさ、小説の中の人達って、本当に魅力的なんだよね。
不思議なくらいさ。
こんな風に素敵な人になりたいなーって人がいっぱい出てくるんだけど、それなら
もっと早くから、たくさんの小説を読んだら良かったな。

『永沢さん』とかやっぱ憧れたあの人をおもいだしちゃうよね、、ねー、いのさん?
あとさ、なんで小説家て皆1969を舞台に書きたがるのかしら??


で、今ビートルズを聞きながら、これ書いてる訳です。

何もしないで待つ時間は辛いけれど、出発までにやるべき事はいくらでもある。
今日もそんな大事な時間を大事にしようね。


2011年5月4日水曜日

甘えと決心



アフリカに行く決心がついた。



ただ行くなら、それには『決心した』だけの責任が付いてくる。
もう弱音は吐けない。

お母さんは偉いなあ。
星香が悩んでると知って、あえて連絡しないんだから。

就職のことも、卒論のことも、
お母さんに相談なんてできないよ。


だって、自分からそのリスクをとったんだから。
けど、今行かなかったら後悔するのは私。


一生で最後のチャンスかもしれない。
行こう!


でも怖い!


でも行くのだ!




うん。


0504

私は、九大から奨学金を頂いてる留学生なんだ。
その分、誰よりも成長してこなくちゃ、、、って今日は、改めて思った。

この一年間で何を具体的に、体系的に学んだのか。

年間80万円を頂いて。

私は、何ができただろう?



2011年5月3日火曜日

憲法記念日


0503 日本は、憲法記念日でした。

今日は感情がとっても激しい日でした。
旅から、昨日帰って。

朝一番に、母に電話。

電話しながら、一番に思ったことは、

ああ私って、母にひとつ背中を押してもらうために電話してるんだなっ。


ってこと。

トーゴにいくのか、どうなのか。
そんな事も決められない、私。
22
歳にもなって、将来のことが分からなくてフラフラして。
格好悪いって思った。
お母さんは、『頑張って』なんて言わない。
よく考えたら?って。。


でもね、きっと心の奥では、『行きたい』って叫んでる。
悩んでる時間がもったいないよね。


「悩むときは、実行するべきだよ。それが失敗になったとしても、その方が後悔は少ないと思う。」
今日、ショウタが改めて口に出してくれたことで、自分の中で決心が着いた。
一生の中で、最後のチャンスかもしれない。
一生のうちの、たった2ヶ月。有効に使うべきなり。


さらに、9ヶ月ぶりに亘とskype。心救われた思いだったよ。
将来の事を人と話すって相当大事なんだなって気づかされました。

いつも否定しないでいてくれる。。
どして、これまで連絡とらなかったんやろなー。



「星香が、実現したいことは何?」



夢に具体性がなかったのに、口に出して、聞かれて初めて分かった。
「そうか。私が、実現したいことって。。。なんなんやろ。」

途上国のことも考えながら、やっぱり日本が頭から離れない私は、
きっとこれからも、日本の教育を考えて働きたい。
だからそのために海外で修行するのも素敵だと思うんですよね。。。。
このアフリカ行きはきっと私をまた成長させてくれる。






先生になりたい!って思える人が増える社会。
いち先生ではなく、別のカタチで子ども達の役に立ちたい。
子どもにもっと「親に愛されてる」ってことを伝えたい。
学校以外の場所で、楽しめる、叱られる場所を作ってあげたい。。。